
「再会」と呼べる「出会い」
第19章 廃墟と花嫁
「アゼットに
俺は会った事ないからな
よくは分からないが
人類滅亡を企む奴が
佐伯の事を
助けてくれようとした
っていうのは気になるな
裏があるのかもしれないし
ただ純粋に
助けようとして
くれたのかもしれない」
「裏ねー…
そうじゃなきゃいいな」
心の声が漏れた。
「神鳥?」
「え あー なんかね
実は心の底に
エレミムのことを
信じたいって気持ちが
あるんだよね
前世ではあの子
身体を乗っ取られてたし
今回ももしかしたら…なんて」
「弟みたいな存在
って言ってたもんな」
エレミムは
月子だった頃の私にとって
弟のような存在だった。
擬体は大人の姿だったけど
私が知ってるあの子は
まだまだ小さくて…。
だけど私よりしっかりしてて、
でも慕ってくれて。
兄弟のいない私は
弟だと思って可愛がってた。
「うん
今回もあのハクア
っていうのに
そそのかされて
るんじゃないか…って」
「かもしれないな
有り得ない事じゃ
ないと思うよ」
「え 信じてくれるの?」
隠土先生にとって
エレミムは敵という
認識しかないはすなのに。
「君がそう思うんだろ?
だったら
そうなのかなって
だって君はエレミムと
付き合いがあったわけだし」
「…」
「敵とは言え
俺はちゃんと会って
話したこともない
…なんか嫌われては
いそうだけどな
それは置いといて
君が信じたいと思うなら
いいんじゃないか?」
「いいの…かな?
敵なんだよ 人類の」
味方を裏切っているような
気さえしてくる。
俺は会った事ないからな
よくは分からないが
人類滅亡を企む奴が
佐伯の事を
助けてくれようとした
っていうのは気になるな
裏があるのかもしれないし
ただ純粋に
助けようとして
くれたのかもしれない」
「裏ねー…
そうじゃなきゃいいな」
心の声が漏れた。
「神鳥?」
「え あー なんかね
実は心の底に
エレミムのことを
信じたいって気持ちが
あるんだよね
前世ではあの子
身体を乗っ取られてたし
今回ももしかしたら…なんて」
「弟みたいな存在
って言ってたもんな」
エレミムは
月子だった頃の私にとって
弟のような存在だった。
擬体は大人の姿だったけど
私が知ってるあの子は
まだまだ小さくて…。
だけど私よりしっかりしてて、
でも慕ってくれて。
兄弟のいない私は
弟だと思って可愛がってた。
「うん
今回もあのハクア
っていうのに
そそのかされて
るんじゃないか…って」
「かもしれないな
有り得ない事じゃ
ないと思うよ」
「え 信じてくれるの?」
隠土先生にとって
エレミムは敵という
認識しかないはすなのに。
「君がそう思うんだろ?
だったら
そうなのかなって
だって君はエレミムと
付き合いがあったわけだし」
「…」
「敵とは言え
俺はちゃんと会って
話したこともない
…なんか嫌われては
いそうだけどな
それは置いといて
君が信じたいと思うなら
いいんじゃないか?」
「いいの…かな?
敵なんだよ 人類の」
味方を裏切っているような
気さえしてくる。
