
「再会」と呼べる「出会い」
第19章 廃墟と花嫁
「アタクシは
魂を見る事が出来る
天使だからな!!!」
「…天使だったから
が正解だろ?
転生しても
ミカの中のミズカが
直ぐに表に出ないように
したんだ
…そういうことでしょ?」
次朗君が
優しい目で私を見た。
「…」
私は
何がなにやら…
ん
あれ?
私 何か忘れてたかも…
「次朗君の 側に」
『ミズカちゃんが
必要じゃ』
『ミズカちゃんだけだからのぅ
あやつを生かすことが
出来るのは』
これ
私が死んだ 後
魂の記憶だ。
『早すぎてもいかん』
『そうじゃなぁ
動揺とは
油断になるものでのぅ
…おるから
ええっちゅうもんじゃない
出逢う
タイミングが肝心』
『時が来たら
扉は開くでの』
時が来たら 扉は開く。
「で
他に言いたいことは?
俺は因みに
お前からミカの事で
聞きたい事なんか
全く無いね」
あ
私が掴んでいた手で
次朗君は私の肩を抱いた。
とても力強くて
「じゃそろそろ
かんちゃんよろしく」
「わかった わ!!」
「ギョオアアアアア!!!!」
バシュッ
ハクアの身体が
勢いよく飛び出した。
身体、
と言っても実際は半透明で
光を通せば
それは透けて見えた。
教会の中にいた時は
ぼんやりとしか
見えてなかったもんね。
地面には
優司君の身体が
転がっている。
足の氷は
すぐに消えて無くなった。
「おぼえていろよぉぉぉぉ!
次に会うときが
貴様のサイゴダァァ」
悪役らしい捨てゼリフを吐き
ハクアは半透明から
透明になって消えた。
「逃がして良かったの?!」
「次に会うときが
アイツの最後ってことで」
神鳥さんの問に
リョウ君が答える。
「神鳥ならあんな奴
余裕だろ?」
「けどエレミムの事とか
聞きたかったんですよね」
「また会えると思うぜ
近い内に …
次朗さん!」
「!」
私の肩を抱いたまま
次朗君が崩れた。
魂を見る事が出来る
天使だからな!!!」
「…天使だったから
が正解だろ?
転生しても
ミカの中のミズカが
直ぐに表に出ないように
したんだ
…そういうことでしょ?」
次朗君が
優しい目で私を見た。
「…」
私は
何がなにやら…
ん
あれ?
私 何か忘れてたかも…
「次朗君の 側に」
『ミズカちゃんが
必要じゃ』
『ミズカちゃんだけだからのぅ
あやつを生かすことが
出来るのは』
これ
私が死んだ 後
魂の記憶だ。
『早すぎてもいかん』
『そうじゃなぁ
動揺とは
油断になるものでのぅ
…おるから
ええっちゅうもんじゃない
出逢う
タイミングが肝心』
『時が来たら
扉は開くでの』
時が来たら 扉は開く。
「で
他に言いたいことは?
俺は因みに
お前からミカの事で
聞きたい事なんか
全く無いね」
あ
私が掴んでいた手で
次朗君は私の肩を抱いた。
とても力強くて
「じゃそろそろ
かんちゃんよろしく」
「わかった わ!!」
「ギョオアアアアア!!!!」
バシュッ
ハクアの身体が
勢いよく飛び出した。
身体、
と言っても実際は半透明で
光を通せば
それは透けて見えた。
教会の中にいた時は
ぼんやりとしか
見えてなかったもんね。
地面には
優司君の身体が
転がっている。
足の氷は
すぐに消えて無くなった。
「おぼえていろよぉぉぉぉ!
次に会うときが
貴様のサイゴダァァ」
悪役らしい捨てゼリフを吐き
ハクアは半透明から
透明になって消えた。
「逃がして良かったの?!」
「次に会うときが
アイツの最後ってことで」
神鳥さんの問に
リョウ君が答える。
「神鳥ならあんな奴
余裕だろ?」
「けどエレミムの事とか
聞きたかったんですよね」
「また会えると思うぜ
近い内に …
次朗さん!」
「!」
私の肩を抱いたまま
次朗君が崩れた。
