
「再会」と呼べる「出会い」
第19章 廃墟と花嫁
地面から現れたのは
… わ 蛇?
大蛇が口を大きく開け、
ハクアに迫る。
「ぬぁぁ!!」
噛みつかれる寸前、
ハクアは横に飛び
避けた。
しかしそれを
逃がさないと
言わんばかりに
「なっ …!!」
どこからともなく現れた
神鳥さんが
キラキラ輝くガラスの剣で
斬りつける。
「!!」
ゴ ッ …!!
斬る、というより
殴ったのかな。
そのままハクアは
地面に叩きつけられた。
後を追った神鳥さんが
叩きつけられ、
うずくまるハクアの首に
剣先を突き付ける。
「神鳥待て!
殺すな!!」
叫んだのは
リョウ君の声だった。
「中に優司先輩がいる!!」
「え?!
この中ですか?
…!」
ハクアがその場で
横転し、逃げる。
「ちょ…!」
あ
パキパキパキ…
ハクアの足が
凍った。
次朗君が
逃げるハクアに向かって
手をかざす。
「次朗君 お願い」
「殺しはしないよ」
けど次朗君の声は
冷たかった。
「観念しなさい
偽天使!!」
神鳥さんが
再びハクアの首に
剣先を当てた。
「偽ではない!
アタクシは天使だ!!!」
ハクアは
逃げようともがくが、
捕らえる氷は
びくともしなかった。
「どっこが天使なのよ!!
やってる事は
悪魔以下じゃない!」
「井崎優司を
今すぐ解放しろ!!」
教会の瓦礫の中から
現れたリョウ君。
全身埃まみれで、
シャツもボロボロだった。
次朗君と私は
地面に降りた。
次朗君の瞳が
ゆっくりと戻っていく。
… わ 蛇?
大蛇が口を大きく開け、
ハクアに迫る。
「ぬぁぁ!!」
噛みつかれる寸前、
ハクアは横に飛び
避けた。
しかしそれを
逃がさないと
言わんばかりに
「なっ …!!」
どこからともなく現れた
神鳥さんが
キラキラ輝くガラスの剣で
斬りつける。
「!!」
ゴ ッ …!!
斬る、というより
殴ったのかな。
そのままハクアは
地面に叩きつけられた。
後を追った神鳥さんが
叩きつけられ、
うずくまるハクアの首に
剣先を突き付ける。
「神鳥待て!
殺すな!!」
叫んだのは
リョウ君の声だった。
「中に優司先輩がいる!!」
「え?!
この中ですか?
…!」
ハクアがその場で
横転し、逃げる。
「ちょ…!」
あ
パキパキパキ…
ハクアの足が
凍った。
次朗君が
逃げるハクアに向かって
手をかざす。
「次朗君 お願い」
「殺しはしないよ」
けど次朗君の声は
冷たかった。
「観念しなさい
偽天使!!」
神鳥さんが
再びハクアの首に
剣先を当てた。
「偽ではない!
アタクシは天使だ!!!」
ハクアは
逃げようともがくが、
捕らえる氷は
びくともしなかった。
「どっこが天使なのよ!!
やってる事は
悪魔以下じゃない!」
「井崎優司を
今すぐ解放しろ!!」
教会の瓦礫の中から
現れたリョウ君。
全身埃まみれで、
シャツもボロボロだった。
次朗君と私は
地面に降りた。
次朗君の瞳が
ゆっくりと戻っていく。
