
「再会」と呼べる「出会い」
第18章 冷 え
「あの別れ方は酷くねぇ?」
低く抉るような声。
このまま
電話を切ってしまおうか、
そうも思ったけど、
それでは何も解決しない事を
よく分かっている。
「私はもう
優司君と付き合う
つもりはないから
はっきり言えなかった
自分が悪いのは
十分分かってるし
後悔してる
優司君にも
悪い事をしてた
ごめんね」
私ははっきりと話した。
もう流されない。
だって私の気持ちは
「本当に
好きな人がいるの
その人の事しか
考えられない」
次朗君以外に
向くことはない。
「…あいつか
写真の」
「うん」
大丈夫。
怖いことなんか何もない。
次朗君は人間に
囲まれた位では負けない。
「そっか
…はぁ」
力の無い溜め息だった。
何だろう、らしくない。
私のことを
責めるんじゃないの?
「一つだけ答えてくれよ」
「うん」
何でも
今ならはっきり言えるよ。
「…俺の事
少しは好きになった時が…
やっぱりいいや
もういい」
?
本当にらしくない。
一体どうしたの?
「優司君の事
何度かカッコイイなって
思ったのは嘘じゃないよ」
「…そっか
それだけか」
「…何かあったの?」
「いや
別になんもねーよ」
声に元気が無い。
「私も聞きたいことがあるの」
「あぁ なんだ?」
婚約宣言した人とは
思えない。
私はてっきり
脅したりされるのかと
ばかり思った。
「婚約って 何?」
「婚約? 俺が?」
やっぱり、何かおかしい。
低く抉るような声。
このまま
電話を切ってしまおうか、
そうも思ったけど、
それでは何も解決しない事を
よく分かっている。
「私はもう
優司君と付き合う
つもりはないから
はっきり言えなかった
自分が悪いのは
十分分かってるし
後悔してる
優司君にも
悪い事をしてた
ごめんね」
私ははっきりと話した。
もう流されない。
だって私の気持ちは
「本当に
好きな人がいるの
その人の事しか
考えられない」
次朗君以外に
向くことはない。
「…あいつか
写真の」
「うん」
大丈夫。
怖いことなんか何もない。
次朗君は人間に
囲まれた位では負けない。
「そっか
…はぁ」
力の無い溜め息だった。
何だろう、らしくない。
私のことを
責めるんじゃないの?
「一つだけ答えてくれよ」
「うん」
何でも
今ならはっきり言えるよ。
「…俺の事
少しは好きになった時が…
やっぱりいいや
もういい」
?
本当にらしくない。
一体どうしたの?
「優司君の事
何度かカッコイイなって
思ったのは嘘じゃないよ」
「…そっか
それだけか」
「…何かあったの?」
「いや
別になんもねーよ」
声に元気が無い。
「私も聞きたいことがあるの」
「あぁ なんだ?」
婚約宣言した人とは
思えない。
私はてっきり
脅したりされるのかと
ばかり思った。
「婚約って 何?」
「婚約? 俺が?」
やっぱり、何かおかしい。
