
「再会」と呼べる「出会い」
第18章 冷 え
「神鳥
あんまり隠土先生を
刺激するなよ」
「別にそんなつもりは…」
「ごめん
うん 大丈夫だ
大丈夫だ 俺は」
まだエプロンつけてて
良かった。
俺はゆっくり立ち上がり
椅子に座った。
本当は
全然大丈夫じゃなかったが
こんな風に
いちいち反応していたのでは
今後大きな支障が出るのは
必至だ。
忘れてはいけない
俺は教師なのだ。
「俺達は確かに
前世ではハルシオと月子
だったが
今は隠土晴一と
神鳥由芽という人間なんだ
過去も大切だけど
それより大切なのは
今だ」
「…」
神鳥が
黙って俺を見つめた。
「俺の事だけじゃない
迂闊な事で
君の人生をダメにしたくない
…分かるよな?」
「…」
こ く り
神鳥が何も言わず頷いた。
いいんだ
いいんだ これで。
「卒業しちゃえば
そんなの関係なくなるだろ
それまで学校では な?」
ポンと
香田が神鳥の肩を叩いて
励ました。
その行為すら目に付く俺は
本当に重症だと思う。
こんなに俺って
独占欲強かったんだ。
前の時はこんなんでも
無かったが…。
「うん
…学校では我慢する」
「俺も気をつける」
「学校じゃなきゃ
いいんだよね」
「え あぁ
!!!!!!!!!」
学校じゃなきゃって
おい!!!!!!!!
「えへへ
先生連絡先交換視しよ!」
「!」
電話帳に
神鳥の名前が追加された。
お互い
人に見られるとマズイので
それぞれに前世の名前で
登録してある。
こうして
俺と神鳥の関係は
少しずつ発展していく。
色々な壁を乗り越えながら。
しかしそれはまた別の話
*…*…*…*…*…*…*
あんまり隠土先生を
刺激するなよ」
「別にそんなつもりは…」
「ごめん
うん 大丈夫だ
大丈夫だ 俺は」
まだエプロンつけてて
良かった。
俺はゆっくり立ち上がり
椅子に座った。
本当は
全然大丈夫じゃなかったが
こんな風に
いちいち反応していたのでは
今後大きな支障が出るのは
必至だ。
忘れてはいけない
俺は教師なのだ。
「俺達は確かに
前世ではハルシオと月子
だったが
今は隠土晴一と
神鳥由芽という人間なんだ
過去も大切だけど
それより大切なのは
今だ」
「…」
神鳥が
黙って俺を見つめた。
「俺の事だけじゃない
迂闊な事で
君の人生をダメにしたくない
…分かるよな?」
「…」
こ く り
神鳥が何も言わず頷いた。
いいんだ
いいんだ これで。
「卒業しちゃえば
そんなの関係なくなるだろ
それまで学校では な?」
ポンと
香田が神鳥の肩を叩いて
励ました。
その行為すら目に付く俺は
本当に重症だと思う。
こんなに俺って
独占欲強かったんだ。
前の時はこんなんでも
無かったが…。
「うん
…学校では我慢する」
「俺も気をつける」
「学校じゃなきゃ
いいんだよね」
「え あぁ
!!!!!!!!!」
学校じゃなきゃって
おい!!!!!!!!
「えへへ
先生連絡先交換視しよ!」
「!」
電話帳に
神鳥の名前が追加された。
お互い
人に見られるとマズイので
それぞれに前世の名前で
登録してある。
こうして
俺と神鳥の関係は
少しずつ発展していく。
色々な壁を乗り越えながら。
しかしそれはまた別の話
*…*…*…*…*…*…*
