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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

状況を、全く判断できない。



「月子さん」



私は自然と振り向いてしまった。


「姿は少し変わってしまったが
 …分かる」


外人さんが私を見る。


なんだろ
どこかで会ったことがあるような…


「それ以上
 近寄んないでくれないかな?」

次朗君が右手で庇う。



「お前は… あの時の悪魔か」

「覚えてもらってるんだ?
 …嬉しくはないね」



次朗君の身体から
冷気が出てきた。



本当にやばそう。

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