
「再会」と呼べる「出会い」
第16章 それは襲い来るもの
「早く!!」
「由芽
よく分からないけど
戻ったほうがいいかも…」
咲希の表情が不安に曇った。
「次朗君
大丈夫なの??」
「心配してくれるなら
早く思い出してよ」
振り向かなかったけど
苦笑したのが分かる。
何か良くないことが近づいている
それを示すように。
「行こう!!」
「う うん」
咲希に急かされ、回れ右をして、
元来た道を戻ろうとした。
けど
行く手を阻むように
「やっとお会い出来ましたのに
どこへ行かれるんですか?」
豪快な内巻きの髪の毛。
日傘が微笑する口元以外を隠す。
フリフリのロリータファッション?
スカートの布の重なり方が
『花』を思わせる。
誰?
全く覚えが無い。
「神鳥 由芽さん」
?
なんで私の名前を?
「あー…やば過ぎ…
お前まで来ちゃったの?」
どうやら、
次朗君の知り合いらしい。
けどやば過ぎって…
「由芽
よく分からないけど
戻ったほうがいいかも…」
咲希の表情が不安に曇った。
「次朗君
大丈夫なの??」
「心配してくれるなら
早く思い出してよ」
振り向かなかったけど
苦笑したのが分かる。
何か良くないことが近づいている
それを示すように。
「行こう!!」
「う うん」
咲希に急かされ、回れ右をして、
元来た道を戻ろうとした。
けど
行く手を阻むように
「やっとお会い出来ましたのに
どこへ行かれるんですか?」
豪快な内巻きの髪の毛。
日傘が微笑する口元以外を隠す。
フリフリのロリータファッション?
スカートの布の重なり方が
『花』を思わせる。
誰?
全く覚えが無い。
「神鳥 由芽さん」
?
なんで私の名前を?
「あー…やば過ぎ…
お前まで来ちゃったの?」
どうやら、
次朗君の知り合いらしい。
けどやば過ぎって…
