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「再会」と呼べる「出会い」

第13章 ごめんなさいじゃ足りない

「調子に乗りすぎたって
 猛反省してるよ
 こんな年になっても
 自分をコントロール出来ないとか
 …情けなくなる」


月が苦笑いする次朗さんを照らす。


…猛反省 だって?



「ミカの気持ち
 受け取る気はないんですか?」






「ないよ」


















「ミカをどうしたいんスか?」




「幸せになって欲しいと思ってる
 …隣にいるのが 俺じゃなくても」


















砂が 舞う








「…リョウちゃん
 少し遊ぼうか?
 俺も少しムシャクシャしてるから
 手加減出来ないと思うけど」




あぁ 望むところだ





月の光を反射するかのように
次朗さんの瞳が紫色に光った。




*…*…*…*…*…*…*…*

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