
「再会」と呼べる「出会い」
第13章 ごめんなさいじゃ足りない
「隠土先生?
どうして…ミカ?」
「こんばんは
隠土先生に送ってもらったの」
「へー またなんで」
「色々あって」
色々 ありました。
「…ぁあ そうか
大丈夫なのか?」
「うん」
「そうか」
リョウ君はそう言うと、
隠土先生を見た。
先生は何も言わずに頷く。
「よし じゃまた 学校でな」
「はい
どうもありがとうございました」
「お疲れ様です」
隠土先生が走り去るのを
リョウ君と二人で見送る。
「寒いだろ
中入った方がいいぜ」
「うん」
リョウ君 何も聞かないんだね。
街灯に照らされた表情は
“何があったかを察した”
と言わんばかりだった。
『あの子は察するから』
昨日の次朗君の言葉が思い出される。
言わなくても
リョウ君には伝わる。
「まだ 半端になっちゃってるけど
一応区切りは付いたよ」
さんざん心配かけちゃったもん。
報告した方がいいよね。
「うん
…何も出来なくてごめんな」
「全然 そんなことないよ
心配かけてごめんね
じゃあね
おやすみなさい」
「おやすみ」
私は家に入った。
さて
家族にも心配かけちゃって
…なんて言おう
*…*…*…*…*…*…*
どうして…ミカ?」
「こんばんは
隠土先生に送ってもらったの」
「へー またなんで」
「色々あって」
色々 ありました。
「…ぁあ そうか
大丈夫なのか?」
「うん」
「そうか」
リョウ君はそう言うと、
隠土先生を見た。
先生は何も言わずに頷く。
「よし じゃまた 学校でな」
「はい
どうもありがとうございました」
「お疲れ様です」
隠土先生が走り去るのを
リョウ君と二人で見送る。
「寒いだろ
中入った方がいいぜ」
「うん」
リョウ君 何も聞かないんだね。
街灯に照らされた表情は
“何があったかを察した”
と言わんばかりだった。
『あの子は察するから』
昨日の次朗君の言葉が思い出される。
言わなくても
リョウ君には伝わる。
「まだ 半端になっちゃってるけど
一応区切りは付いたよ」
さんざん心配かけちゃったもん。
報告した方がいいよね。
「うん
…何も出来なくてごめんな」
「全然 そんなことないよ
心配かけてごめんね
じゃあね
おやすみなさい」
「おやすみ」
私は家に入った。
さて
家族にも心配かけちゃって
…なんて言おう
*…*…*…*…*…*…*
