
「再会」と呼べる「出会い」
第13章 ごめんなさいじゃ足りない
「後は私がやっておくから」
「すみません
じゃ佐伯、行くか
あまり遅くなっても
ご家族が心配するからな」
「…お願いします」
隠土先生に
送って貰えるのはありがたいけど
本当は次朗君に送って欲しかったな…
とは、口には出せない。
「じゃあまた 学校で」
「うん…
エプロン、本当にいいの?」
着心地の良さもあり
結局貰ってしまった。
「貰ってくれた方が嬉しい」
「…そっか ありがとう
大事にするね」
元カノの物を貰って喜ぶ今カノなんて
恐らく存在しない。
奥さんの物だって同じ…だよね?
…普通は
けど
私の場合は 違ってた。
自分の持ち物が戻って来た。
そんな感じ。
有り得ないのに
そういう感情しか湧いてこない。
「じゃ…」
「ミカ」
「何?」
次朗君に名前を呼ばれる度に
私は何かをつい 期待してる。
「あったかくして寝るんだよ」
…え それ?
「分かりましたー…
おやすみなさい」
「おやすみ」
…パタン
昨日は電話もくれたのにな…
なんて…
そもそも
昨日だけだったんだもんね。
付き合ってる事になってるのは。
けど物悲しさを払拭出来ない。
「すみません
じゃ佐伯、行くか
あまり遅くなっても
ご家族が心配するからな」
「…お願いします」
隠土先生に
送って貰えるのはありがたいけど
本当は次朗君に送って欲しかったな…
とは、口には出せない。
「じゃあまた 学校で」
「うん…
エプロン、本当にいいの?」
着心地の良さもあり
結局貰ってしまった。
「貰ってくれた方が嬉しい」
「…そっか ありがとう
大事にするね」
元カノの物を貰って喜ぶ今カノなんて
恐らく存在しない。
奥さんの物だって同じ…だよね?
…普通は
けど
私の場合は 違ってた。
自分の持ち物が戻って来た。
そんな感じ。
有り得ないのに
そういう感情しか湧いてこない。
「じゃ…」
「ミカ」
「何?」
次朗君に名前を呼ばれる度に
私は何かをつい 期待してる。
「あったかくして寝るんだよ」
…え それ?
「分かりましたー…
おやすみなさい」
「おやすみ」
…パタン
昨日は電話もくれたのにな…
なんて…
そもそも
昨日だけだったんだもんね。
付き合ってる事になってるのは。
けど物悲しさを払拭出来ない。
