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「再会」と呼べる「出会い」

第13章 ごめんなさいじゃ足りない

テーブルを寄せ、夕食を並べる。

「食卓が賑やかなのっていいよね
 チャンドラさん、
 すこし飲んで行きませんか?
 晴一君は車だから駄目かな?」

「だいじょ…
 今日は遠慮しておきます
 佐伯を送って行きますから」

「私なら、バスで帰りますよ」

7時台のに乗れば大丈夫。

「でもバス停から歩かないと
 いけないだろ?」

「家まで五分もかかりませんから」

「いや、何かあると心配だから」


なんだか
凄く気にかけてもらってるみたい。
悪いな…



「次朗が送って行けばええ」



「兄さんがいるから大丈夫」

「送り狼になりそうですもんね」

「さーすが
 たろちゃんは俺の事
 よく分かってるねぇ」

「いかんのか?」

「ドラおじさん
 お節介はそこまでだよ
 さ 食べよ

 いただきまーす」


ドラおじさん…
チャンドラさん だからか


…送り狼




なっても いいのにな

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