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「再会」と呼べる「出会い」

第13章 ごめんなさいじゃ足りない

私は写真を元の場所に戻し
次朗君の手に自分の手を重ねた。


「私といると
 思い出して辛いんじゃないの?」

「…逆
 楽しかった思い出が甦ってくるよ」


私は
次朗君の顔を見た。


彼の表情は只、優しい。


「やっぱり駄目だな…
 理性飛びそう
 しかもミカ、あの日だし」


ドッ…!!




あの日じゃなかったら
どうなってたんだろう。

ヤダ また変な期待してる。


「はい これ」


次朗君が腕を解き
白い布のようなものをくれた。

「?  
 …わ 可愛い」


広げてみるとエプロンだった。

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