
「再会」と呼べる「出会い」
第12章 イカ祭りの誘惑
わーーーー!!
やばい やばい
トキメイちゃってるよ私。
ダメダメ 調子にのりすぎっ!!
…
ぅ 見られてる
「私服 可愛いね」
な
な
わーっ!!!!!
「ミカったら、照れちゃって」
お母さんっ!
顔が熱いよぉぉっ!!
「なんだ、
二人、お似合いなんじゃないか?
付き合うの、次朗君ならいいぞ。」
「俺も次朗君はオススメしますよ。
兄思いで友達思いの、
すげぇイイヤツなんです。」
お父さん何言い出すの?!
一応私、彼氏いるしっ…!
リョウ君までっ!
「やめてよ!
次朗君に迷惑だよ!!」
「全然迷惑じゃないよ。
そうだね。折角だし…」
?!!
「今日だけ、
付き合ってる事にしちゃう?」
左手から伝わる冷たい感触。
次朗君の手 気持ちいい…
じゃないっ!
振りほどくところだ!!
…
…
…少しだけ、いいかな…
私、完全に調子に乗ってる。
