
「再会」と呼べる「出会い」
第12章 イカ祭りの誘惑
「私もイカ焼き食べたかったなぁ」
「お土産買ってくるよ。」
イカ祭りの会場に向かう車内、
途中まで妹のリカも同乗している。
「いってらっしゃい。
危ないことはしちゃ駄目よ」
「はーい
行ってきまーす!」
駅前でリカが車を降りた。
「おはよーっ!」
向かった先には、
既に友達が何人か来ている。
その中の一人
「あの子かぁ」
「あー、神鳥君?
あらほんと、イケメンね」
神鳥さんによく似た男の子が
笑顔でリカを迎える。
リカの片思い、うまくいくといいね。
イカ祭りの会場は
海沿いにある博物館に併設された
多目的会場だった。
博物館内では
今回目玉の大王イカの剥製を始め、
世界中で撮影されたイカ、
それに深海魚の写真の展示などが
行われている。
多目的会場では
生イカの直送販売をしていたり、
イカ料理の屋台などが出ているらしい。
早めに来たつもりだったけど
お客さんはすでに沢山いた。
「11時から
本日の抽選会が行われます。」
受付をすると、抽選番号が書かれた
記念の団扇を渡された。
この団扇、イカの形をしてて可愛い。
私達はまず、折角なので
大王イカの剥製を見に行く事にした。
気持ちが晴れやかになった私は
自然とテンションが上がる。
エミにはドン引かれるけど
深海魚とか、結構好きなんだよね。
博物館に来るのも久し振り!
「ミカ?」
?
博物館に入ってすぐ
「リョウくん!
来てたんだ!!」
背の高いリョウ君は
立っているだけですぐわかる。
「なんだ、お前用事って…」
「お!リョウ君じゃないか!」
「お父さんとお母さんと来たんだ。
リョウ君は?友達と?」
「俺は…」
リョウ君のすぐ後ろから現れたのは
「ミカ先輩?
…!!」
驚いた表情の次朗君だった。
「お土産買ってくるよ。」
イカ祭りの会場に向かう車内、
途中まで妹のリカも同乗している。
「いってらっしゃい。
危ないことはしちゃ駄目よ」
「はーい
行ってきまーす!」
駅前でリカが車を降りた。
「おはよーっ!」
向かった先には、
既に友達が何人か来ている。
その中の一人
「あの子かぁ」
「あー、神鳥君?
あらほんと、イケメンね」
神鳥さんによく似た男の子が
笑顔でリカを迎える。
リカの片思い、うまくいくといいね。
イカ祭りの会場は
海沿いにある博物館に併設された
多目的会場だった。
博物館内では
今回目玉の大王イカの剥製を始め、
世界中で撮影されたイカ、
それに深海魚の写真の展示などが
行われている。
多目的会場では
生イカの直送販売をしていたり、
イカ料理の屋台などが出ているらしい。
早めに来たつもりだったけど
お客さんはすでに沢山いた。
「11時から
本日の抽選会が行われます。」
受付をすると、抽選番号が書かれた
記念の団扇を渡された。
この団扇、イカの形をしてて可愛い。
私達はまず、折角なので
大王イカの剥製を見に行く事にした。
気持ちが晴れやかになった私は
自然とテンションが上がる。
エミにはドン引かれるけど
深海魚とか、結構好きなんだよね。
博物館に来るのも久し振り!
「ミカ?」
?
博物館に入ってすぐ
「リョウくん!
来てたんだ!!」
背の高いリョウ君は
立っているだけですぐわかる。
「なんだ、お前用事って…」
「お!リョウ君じゃないか!」
「お父さんとお母さんと来たんだ。
リョウ君は?友達と?」
「俺は…」
リョウ君のすぐ後ろから現れたのは
「ミカ先輩?
…!!」
驚いた表情の次朗君だった。
