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「ひぇっ…」



土曜日

快晴が心をも晴れやかにしてくれる
そんな感じ。




生理が来た。









あんなに悩んだのに

なんともあっけなく


しかも予定日にきちんと来た。






…





やった


やったやったやったやった！！！



あまりの嬉しさに、
私はトイレで泣いてしまった。




「ちょっとお姉ちゃん
　早く出てよっ！！」

「わ　ごめんっ！」



ジャーーーー

ガチャッ




「お姉ちゃん泣いてた？
　もしかしてお腹痛いとか？？
　今日出掛けるの、大丈夫？」


リカは私の顔を見るなり、
心配してくれた。

…ごめん



「うん。
　ちょっと欠伸し過ぎただけ。」

「そぉーお？」


ごめん、そういう事にして。
生理来て嬉しくて…
とは、やはり言えない。







心配事が一つ無くなった事で、
私はだいぶ心が軽くなった。

それにちょっと考えてみると、
明日優司君に会ったとしても
生理だと分かればそういう行為は
しなくて済むはずだ。



ただ会うだけなら　大丈夫！！




とにかく心が軽い。



こんなの久々だ。



「どうしたのミカ
　鼻歌なんて歌っちゃって。
　イカ祭り、そんなに楽しみ？」

「うんっ！」



心にのしかかっていた重石が
急に無くなったみたい。
今なら空だって飛べそう
…流石に大袈裟だけど。