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「再会」と呼べる「出会い」

第10章 文明の利器

月経周期 排卵期 
妊娠までの過程
性病とその予防


…頭痛くなってきた


「…はぁ」


「佐伯、妊娠でもしたか?」





!!!!!




「えっ ちが…
 ちょっと生理痛酷くてっ…」

「…あぁ…ごくろうさん」


…おかしなごまかし方だよね。



本を戻そうとしたその時
突然声をかけてきたのは
サッカー部の木瀬君だった。
彼は優司くんの後輩で、
在校時から仲がいい。
サッカー部に差し入れに行くと、
仲良さげにつるんでいる姿を
いつも見かけた。



「なんだ 
 てっきり出来たのかと思った。
 あの人、生が好きだから」


 …




「…な」





なま   って…?!?





「やってんだろ?
 つーかやりまくってるよな。」

木瀬君がニヤニヤしながら聞いてくる。


「そんなこと  …ないよ」

「なくねーだろ?
 あの人がんなわけねーよ」


んなわけないって
どういうことでしょう?

やっぱり 
って感じで想像は出来るから辛い。


なま…    



ゾクリ




「…なぁ」

「な なに?」


え   



ちょ



なんか 
   
近いんですけど?!


私が優司くんと付き合ってるの
知ってるよね…

この距離   なに?




「アノ日ってことはさ…」


…ゾクっ




やだ    ヤダヤダヤダ…!!

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