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「再会」と呼べる「出会い」

第10章 文明の利器

「ミカ、次朗くんと昨日 何…?
 また抜け駆け?
 アンタ、自分の立場分かってる?」


こ 怖い


「えっと…仲良いっていうか
 次朗くんが一方的に
 ミカに寄ってくるのよ。
 ミカは寧ろ、迷惑してんの。」

ヤマちゃんが
しまった!という顔をした。

「迷惑…  そうよね。
 ミカにはゆーじ先輩が
 いるんだから。
 あーんなイケメン彼氏がいて
 他に手を出すなんて
 …有り得ないわよね?」



「ミカはエミちゃんの
 邪魔する気なんてサラサラないよ」

ミッチもにっこりと
フォローしてくれた。 

「ふーん…だったら応援してよ
 二人で話をするほど、
 少しは仲良いんでしょ?」

…え


「協力しなさいよ
 私と次朗くんの仲 取り持って」







え   やだ



「…え  エミなら
 私なんかが協力しなくても
 余裕で落とせるよ…!」

「ダメ」


は…?


「エミちゃん可愛いもん。
 昨日の様子見たら
 次朗くんだってまんざらじゃ
 なさそうだし…」

「そうそう。
 なんたってミカティには無い
 色気ってもんがあるんだから。」

ヤマちゃん、
フォローしてくれるのは
すごくありがたいけど
図星過ぎて 泣くよ?

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