テキストサイズ

「再会」と呼べる「出会い」

第10章 文明の利器

…ギシ


瞼の隙間からうっすらと光がさす。

あれ…

「夢だよ」

夢?


そうなんだ

これも  夢か。



じゃなきゃ
次朗くんがいるはずないよ。
授業中だもん 
チャイム鳴ってないもん


私は瞼を閉じた。




けど







この匂い…


唇に落とされた冷たい感触



「イタズラしたくなっちゃうな」




囁くような声







やけにリアルだ。









キーン コーン カーー…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ