
「再会」と呼べる「出会い」
第4章 兄と弟
もしかしたら、
俺が覚えてないだけで
仲間なのかも…。
だとしたら次期に思い出せるか。
…あれ?
「松井先生」
「あ、俺そろそろ帰んないと!
すみません!お先に失礼します。」
松井先生はそう言うと
すぐに立ち上がり、
忙しく帰ってしまった。
予感がよぎる。
『ご存知ないですか?』
まるで俺の交友関係を
知っているかのような口振り。
『よろしくお願いします。』
その意味も繋がる。
だとしたら
…
まさか、な。
「どうしたの?
私、何か付いてるかしら?」
「あ、いえ。」
校長先生が仲間なはず、ないよな。
還暦近いらしいし…。
この人がアイツらと戦うとは考えにくい。
「全然酔ってないみたい
隠土先生、イケる口ね」
「校長先生も」
…彼女が先程から飲んでいるのは
ウイスキーのロック。
満タンだったボトルは半分以上ない。
「美味しいのよ、これ
良かったらどうぞ。」
そう言うと、
空になった俺のグラスに、
同じようについでくれた。
「…これ」
一口飲み、俺はその味に驚いた。
…アルコール、入ってない…
味はウイスキーだが…
とんだか?
「私、アルコール駄目なの
けどお酒の味は好きだから
ほら、ホットワインなんてあるでしょ?
あれと一緒」
「そうなんですか」
俺が覚えてないだけで
仲間なのかも…。
だとしたら次期に思い出せるか。
…あれ?
「松井先生」
「あ、俺そろそろ帰んないと!
すみません!お先に失礼します。」
松井先生はそう言うと
すぐに立ち上がり、
忙しく帰ってしまった。
予感がよぎる。
『ご存知ないですか?』
まるで俺の交友関係を
知っているかのような口振り。
『よろしくお願いします。』
その意味も繋がる。
だとしたら
…
まさか、な。
「どうしたの?
私、何か付いてるかしら?」
「あ、いえ。」
校長先生が仲間なはず、ないよな。
還暦近いらしいし…。
この人がアイツらと戦うとは考えにくい。
「全然酔ってないみたい
隠土先生、イケる口ね」
「校長先生も」
…彼女が先程から飲んでいるのは
ウイスキーのロック。
満タンだったボトルは半分以上ない。
「美味しいのよ、これ
良かったらどうぞ。」
そう言うと、
空になった俺のグラスに、
同じようについでくれた。
「…これ」
一口飲み、俺はその味に驚いた。
…アルコール、入ってない…
味はウイスキーだが…
とんだか?
「私、アルコール駄目なの
けどお酒の味は好きだから
ほら、ホットワインなんてあるでしょ?
あれと一緒」
「そうなんですか」
