
「再会」と呼べる「出会い」
第4章 兄と弟
俺は教師
彼女は生徒
…無理だろ
「簡単では ないと思う…」
「そんな事言ってる余裕は無いよ。
短縮して言っちゃえば
人類を救えるのは
兄さんだけって事なんだよ。」
待て まてまてまてっ!!
その言い方は荷がでかすぎる!!
「勿論仲間はいるよ
けどね
最初から諦めるのは駄目ね
兄さんには 努力
してもらわないと」
カラスの
俺を見る目が冷たい。
「…わかった
やれることは
やってみる」
…そもそも やれることってなんだ?
「それと
俺、明日から
この学校に通うから
協力するね」
…ニッコリ
カラス
お前がそんな風に微笑んだ後は
あまりロクな事がない。
「手続きは?
ちゃんとしたのか?」
「うん。編入試験もちゃんと受けたよ
俺のことは何も心配いらない」
「…じゃ
じゃぁ アレ は?」
「アレ?
あぁ、食事のこと?
そっちも大丈夫。
最近の子って
貞操観念が低いよねー。」
… 不安すぎる。
だってこいつは…
「それから俺
今はカラスじゃなく
“次朗”だから」
じろう?? 改名したのか?
そりゃ、この国で
“カラス”なんて名乗ったなら
…奇異な者として見られるわな。
けどコイツの場合名前は何であれ
奇異な事に変わりはない。
何故なら
カラス
俺の弟には
“淫魔”
の血が流れているから。
彼女は生徒
…無理だろ
「簡単では ないと思う…」
「そんな事言ってる余裕は無いよ。
短縮して言っちゃえば
人類を救えるのは
兄さんだけって事なんだよ。」
待て まてまてまてっ!!
その言い方は荷がでかすぎる!!
「勿論仲間はいるよ
けどね
最初から諦めるのは駄目ね
兄さんには 努力
してもらわないと」
カラスの
俺を見る目が冷たい。
「…わかった
やれることは
やってみる」
…そもそも やれることってなんだ?
「それと
俺、明日から
この学校に通うから
協力するね」
…ニッコリ
カラス
お前がそんな風に微笑んだ後は
あまりロクな事がない。
「手続きは?
ちゃんとしたのか?」
「うん。編入試験もちゃんと受けたよ
俺のことは何も心配いらない」
「…じゃ
じゃぁ アレ は?」
「アレ?
あぁ、食事のこと?
そっちも大丈夫。
最近の子って
貞操観念が低いよねー。」
… 不安すぎる。
だってこいつは…
「それから俺
今はカラスじゃなく
“次朗”だから」
じろう?? 改名したのか?
そりゃ、この国で
“カラス”なんて名乗ったなら
…奇異な者として見られるわな。
けどコイツの場合名前は何であれ
奇異な事に変わりはない。
何故なら
カラス
俺の弟には
“淫魔”
の血が流れているから。
