テキストサイズ

カラダノカンケイ

第2章 センセイ、アノネ




振り返ることなく
「明日も補習あんだからなー」って言った



「先生、…」


「なんだ?」ようやく振り返ってくれた
けれどここで何かを言う勇気が出てこない




「さよなら」


私の言葉に笑顔をひとつ返してくれる
優しい先生




言ったところでどうにもならない
恋を口にしたくて仕方がない



ストーリーメニュー

TOPTOPへ