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２ヶ月後




今日も俺は藤澤さんの家で書類作りをしていた。



ｶﾀｶﾀｶﾀ…ｶﾀﾝ



虎「美咲さんー？出来ましたー」



俺はキッチンで晩ご飯を作っている美咲さんに向かって言った。

最初は藤澤さんって読んでたんだが、向こうが美咲でいいって言ってきたから、いつの間にか美咲さんになっていた。


藤「え！もう出来たの！？」


驚いた顔を俺に向けて、急いで俺の元へ来てパソコンの画面を覗いた。


エプロン姿で俺の作った書類を一生懸命見てる美咲さんを見て俺は、可愛いなと自然に思った。


ここ２ヶ月で俺は美咲さんに気持ちを寄せるようになっていた。


藤「……すごい……こんなに早くこんなに完璧に出来るなんて……」


そんな俺の気持ちなんて知らずに、美咲さんは驚いた表情で口を抑えた。


俺はいつものように驚いてる美咲さんに近づく。


そして耳元で囁いた。




虎「なら、ご褒美くれよ。」






低音ボイスで。