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薫子の先生な日常

第3章 スクールカウンセラーさんと。

「うん。酔ってるよ。」

笑顔でTは言う。

「酒の力を借りてる。」

言いながら、首筋に口づける。

「使えるものは何でも使う。目的を達成させるのが大事。」

目的……のところで彼をもう一度、そっと見遣ると
彼はまた微笑んだ。

「身体に力が入ってるよ…

大丈夫、リラックスして……。

ここ、気持ちいいんでしょ?

ああ……嘘ついても、分かるから。

知ってると思うけど。」

そう、分かられているって知ってる。

私自身に認識させるために彼は質問するのだ……。

そう、気持ちよさを感じ、気持ちよさを求めていることを私は認めざるを得なかった。

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