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薫子の先生な日常

第3章 スクールカウンセラーさんと。

「こっちを見なくなった。」

Tはちょっと悪戯っぽく言った。

「いやいやいや。」

私は前を見ずに返した。話題を、何か話をふろう…。

「……冷房効いてるね。コーヒー屋さん。」

「寒い?」

「うん。ちょっと。」

「……なるほど。そういう誘い方もアリだね。」

「……!!」

違う。違うのに……。

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