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隠れて甘いkissをして

第75章 誇り

「……では、ここでサプライズコーナーといきましょうか」




司会者の女性が、ニコニコしながらマイクに向かって話し始めた。




「先ほど、七瀬由宇様がお祝いスピーチをしてくださいましたので

どうでしょう?

おそらく、私だけではなく、皆様がご期待されております……御主人さまにも♡

主役のお2人へ、お祝いのお言葉をお願いしても宜しいでしょうか?」


「………!?

いや、待て………!」



1人だけ驚いて止めようとする立花を余所に


会場が割れんばかりの拍手で包まれる。


香ちゃんもキャーキャー言いながら満面の笑顔になった。




「………仕方ねーなー」




隼人はニヤッと笑うと


席を立ち上がり、立花と香ちゃんが座る席の横に並んだ。


ふふっ、残念だったね立花。


心配そうに隼人を見上げる立花を見て、私達はクスクス笑った。

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