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隠れて甘いkissをして

第75章 誇り

花と緑が溢れるガーデンへとつながる、ガラス張りのレストラン。


キラキラと太陽の光が届く中、和やかな雰囲気で披露宴が始まった。


気取ったりせず、冗談も飛び交う主役の2人に、出席者全員が笑顔になる。




歓談の時間は、やっぱり隼人の席には交互に人が集まってきて


写真を撮ったり、握手をしたり。


隼人は笑顔で何でも応じていた。




2人の友人達よりも、お互いの家族の感激っぷりが凄い。


お酌をしなければならない2人のご両親が、我先にと隼人に近付いていたのには、会場のみんなが笑っていた。




「あんたたち。

その写真を売ったりネットに晒したら、地の果てまでぶっ飛ばすわよ」




最初からスパークリングワインで飛ばすアンジーが、その度に1人1人に声をかけ、抜かりなく誓約書まで書かせていた。


シゲさんは、香ちゃんを中心に、夢中でカメラを回している。


周りが作ってくれたアットホームな雰囲気のお陰で


緊張しながらも、私は2人の同僚として、お祝いスピーチをなんとか述べることができた。

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