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隠れて甘いkissをして

第75章 誇り

お互いの親族と、気心の知れた少数の友人だけでやるから


ぜひ隼人達に来てほしいと、立花と香ちゃんがアットホームな結婚式を計画してくれた。


チャペルの前にいる参列者の誰1人として


これから隼人が現れるとは、夢にも思っていないだろうな……




「つーか、アンジー。
なんなんだよお前……その服」



隼人がアンジーを白い目で見る。



「鯉のウロコみてーだな。
花嫁より目立ってどーすんだよ」



ギラギラ輝くグラマラスなドレスを着たアンジーが、キッと隼人を睨んだ。



「鯉のウロコ!? あほ!!

スパンコールって言いなさいヨ!!

これでも地味だと思ってたんだから。

……ていうか、それを言うならシゲちゃんよ!」



「え? ワシは普通だろう」



見るからに高級そうなフォーマルスーツを着こなしたシゲさんが、アンジーの言葉に首を傾げる。



「服じゃなくて、なんなのよそのカメラの量!

孫の結婚式じゃあるまいし、どんだけ気合い入ってんのよ!?」



アンジーが指さしたシゲさんの首から


一眼レフ・デジカメ・ハンディサイズのビデオカメラが、これでもかってくらいぶら下がっていた。

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