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隠れて甘いkissをして

第74章 大切なひと

「そうよ。

先月突然復帰したって発表された時はもう……♡

早く帰ってきてくれてありがとーーー!って感じだったもん。

最初は2年から3年は帰ってこないって報道されてたんだから。

もう、中学の卒業式なんてどーでもいいくらい、悲しくて泣きまくったわ」


「へぇ~~。

アンナが泣くなんて…よっぽど好きなんだね」




美和って子は驚いた顔をして、また雑誌に視線を戻した。




「確かに……よく見なくても超かっこいいね。

すっごいモテそう。

芸能人だからあたり前だけど。

隼人って、今付き合ってる人の噂とかあるの?」


「…………!」




その言葉に、私は再びドキッと心臓が鳴る。


……そ、そろそろ行こうかな……


ここから少し先で待ち合わせだから…


もう来てるかもしれないし……

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