
隠れて甘いkissをして
第73章 宣戦布告
言い終わらないうちに、隼人が何かをアタシの膝の上に投げてきた。
? 何よこれ…
あたしはその赤い包みを手に取る。
「………ハッ!!」
こ、これは………!!
急いでその赤い包みのリボンを解き、カルティエと刻印された小さな箱を開ける。
ドキドキしながら中を見ると、そこには……
真っ赤に輝くルビーのピアスが入っていた。
「は、隼人…!!///」
感激して声が震える。
隼人は窓の外を見たまま、シャンパンを手に取り呟いた。
「……いつも頑張ってくれてる
アンジーへの餞別」
