
隠れて甘いkissをして
第73章 宣戦布告
「…………っ」
こんなに胸がキュンとしたのは何年ぶりかしら。
あ、立花を見たときもしたから、何年ぶりってわけじゃないか。
でも、良いとこあるじゃないの。
由宇まっしぐらの割には、ちゃんとアタシの分も用意してたなんて。
「気に入った?」
「そりゃもちろん!!」
アタシはルンルンとした声で答える。
アタシの為にあるような宝石といえばルビーよ。
よく分かってるじゃない。
ちょっと見直したわ♡
とっても気分がいいわ♡
「ありがと隼人♪
アタシも何かお礼をしなきゃね」
「お礼?」
「そうよ。
何が良い?何でも言って」
少し休みを増やしてあげようかしら。
もう、アタシったら、結局隼人に甘いのよね。
