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隠れて甘いkissをして

第72章 旅立ち


隼人を大声で呼ぶ私に、隼人とアンジーだけではなく、他の人も振り向いた。




「……隼人……」




涙が止まらない。


さっきまで我慢していた分も、一気に溢れ出てしまう。



隼人は、私を見上げて笑顔になる。



そして………




「由宇!


世界で1番愛してるよ!」



「…………!!」



「帰ったら、それをもう一度お前に渡し直すから。


伝えたい言葉と一緒に。


だから、それまで預けておく。




絶対誰のものにもなるなよ。


由宇



お前は一生、俺の女だからな!」

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