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隠れて甘いkissをして

第72章 旅立ち

「………うん……!!」



力強く頷く私に、隼人は大きく左手を上げて


そのまま飛行機の方へと消えていった。




涙が……止まらなかった。


悲しいでも、寂しいでも無い。


嬉しくて嬉しくて、心が幸せで満ちていく。




待っていられるよ、私。


あなたがまた、2年後に私のところへ来てくれるまで


この指輪を、もう一度その手から渡し直してくれるまで




ずっと…


ずっと待っているからね………


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