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隠れて甘いkissをして

第71章 願いと誓い

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「行こう。
あの4人はもう先に行ってるから」




車から降りて、香の手を握って空港の中へと進んで行く。


卒業シーズンだけあって、空港の中は沢山の旅行者で賑わっている。


エスカレーターを上がり、有料のプライベートラウンジまで辿り着いた。




何人も人間がいる中で………


やっぱりあの男は飛びぬけて目立つ。


ゆっくりと近付くと、俺たちの姿を見つけた隼人がサングラスを外した。




「なんだよ。
来なくていいって言っただろ?」


「……香がどうしてもって言うから」


「な……!
そ、それを言うなら立花先輩でしょ!?

昨日なんて一睡もできなかったって言ってたじゃないですか!」




俺と香の遣り取りを見て


隼人はふっと笑った。

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