
隠れて甘いkissをして
第69章 クリスマスイヴ
運ばれてくる色とりどりのフレンチは
頬が落ちてしまいそうになるほど美味しかった。
そして……
久しぶりに向かい合って食事をする隼人は、やっぱりため息が出るくらいかっこよくて。
フォークを持ち、料理を口に運ぶ仕草は、ウットリするほど美しい。
さっきのドレッドヘアと特殊メイクを外したその端正な顔立ちは、いつもよりも色気で溢れ、私の心を鷲掴みにする。
こんな人が私の恋人だなんて……
本当に夢のようだ………
私は久しぶりに緊張して、1人で空けたシャンパンで、いつもより早く酔いがまわってしまった。
全ての料理が終わると
隼人が口を開いた。
