
隠れて甘いkissをして
第66章 何が欲しい?
「……そうだなぁ」
隼人は私の肩を抱き寄せた。
そして、私の耳元で囁く。
「じゃあ、一日中抱かせて」
「…………!///」
不意打ちな言葉に、心臓が跳ね上がる。
「じ……冗談じゃなくて……///
本当は何がいいか教えて?」
「ヒドイな。
俺は至って真面目なんだけど」
隼人は私のおでこに軽くキスをする。
彼の目の色が完全に変わっていた。
だめだ……///
この目に捕らえられたら、何も聞けなくなってしまう。
私はキスの雨にドキドキしながら、しつこくもう一度聞いた。
「……っ、は…隼人…
他には何か無い?」
「他に?」
「うん、何か形があるもので……」
