
隠れて甘いkissをして
第56章 愛の告白
「…………っ」
胸がいっぱいで何も言えない。
隼人のストレートな言葉に、全身が痺れて熱くなる。
『由宇、早くお前に逢いたい。
………心から、愛してるよ』
………隼人………!
告白の後、番組はすぐにCMに切り替わった。
ドキドキし過ぎて、胸が苦しい。
手が震える。
「あのマネージャーに、すっげー怒られたんじゃない?」
映像を止めて、立花が笑う。
「生放送だから、ここでCM入れるのが精一杯だったんだろうな。
この後にアナウンサーが慌てて取り繕うんだけど、当の本人はしれっとしてたよ」
