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隠れて甘いkissをして

第55章 溢れる愛

「隼人。
明日……日付変わって今日だけど。

午前中から雑誌の対談と撮影、2本入れたわ。
日曜はこの前延ばしたスタジオ撮りだから」


「………は?」



隼人は私から体を離して、アンジーの方に振り返った。



「俺、休みなんですけど。

たった今、由宇と感動的な再会した所を見ただろ?」


「アホなこと抜かすんじゃないわよ。

こんな夜中に段取りしてこぎつけた、アタシの有能さに感謝しなさい。

由宇と別れてた間の散々なダメっぷりを、さっさと挽回しろっつーの。

あとで困るのはあんたよ?」



隼人とアンジーが、バチバチと火花を散らして睨み合いを続ける。





………このやりとり、見るの久しぶり。



可笑しくて、思わずクスッと笑ってしまった。

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