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隠れて甘いkissをして

第53章 もう離さない



話している由宇の目から、ポロポロと涙が零れる。




「……ごめ……ごめんなさい……

もう、泣かないって決めたのに………」


「……由宇……」




由宇は涙を必死に手で拭って、絞り出すように続ける。




「心配かけてごめんなさい。


結局私、隼人に迷惑かけてばっかりだよね。


でも、でもね……


今は悲しくて泣いてるんじゃないの。


また、隼人の姿が見れて……っ


嬉しいの………


ずっと


逢いたかったの………」


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