テキストサイズ

隠れて甘いkissをして

第53章 もう離さない

エレベーターを上がり15階で降りると、すぐ目の前に1503の札がついた個室が見えた。




「……………っ」




ドクンと心臓が鳴る。


乱れた息を整えながら、俺はその病室に近付き


そっとドアを開けた。







そこには………








「………隼人。早かったな」





ベッドの手前に座っていたシゲさんが、振り返って笑った。





「良かったね、由宇ちゃん。

隼人が迎えにきたよ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ