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隠れて甘いkissをして

第52章 回想

そうして過ごした20年近くの日々の中でも


母が最後に過ごした葉山の丘で


俺は1人、真下に広がる街並みや海を眺めながら、想いにふける時が何度もあった。




俺がいつでも来れるようにと


俺の為だけに


頂上に病院があったその土地は、シゲさんが買い取っていた。





その景色を








俺が初めて誰かに見せたのが








由宇だった。



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