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それでも……隼人は関係が無い。




「麻里奈さん……

あなたが私のせいで悲しい思いをしていたのは知ったから

この前麻里奈さんが会社に来たとき、私は心から謝ったわ。

それにこんな事をしても、立花があなたの所に戻ることにはならない」




その言葉に、彼女は私をギロっと睨んだ。




「そんな事……あなたに言われたくない！

咲原さんが現れるまでは、アキくんは麻里奈の事を……」


「知ってるわよ！」




自分でも驚くくらい大きな声が出た。


彼女がビックリして私を見る。




「……あなたを、立花は本当に大事にしてた。

あなたの事を、いつも嬉しそうに話してた」


「…………っ」


「立花は、あなたと別れてからも

あなたを一度も悪く言ったりしなかったわ。

だから……」



「うるさい！！ 離してよ！！」