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隠れて甘いkissをして

第51章 対決


「…………っ」




その言葉を聞いて、私は全身が怒りで震えた。


……許せないのは、私の方よ……!




「やめてよ……
あなたが憎いのは、この私でしょ?
隼人は関係ないわ」

「咲原さんの周りの人が、全て憎いのよ」




彼女は一言そう言うと、バッグを持って立ち上がった。


そして、裏口に向かって走り出す。




…………!


だ、だめ……!!




「いいわよ由宇、放っておきなさい」




追いかけようとした私を、アンジーが後ろから止めた。

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