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隠れて甘いkissをして

第51章 対決

「何ヨ、由宇の知り合い?」




突然入ってきた彼女を、アンジーはジロジロ見てから私に聞いてくる。




「……その……」


「面白い話してたのね。
いいこと聞いちゃった」




私が答える前に、彼女が口を開いた。




「「…………!」」




その言葉に、アンジーとシゲさんがピクッと反応して顔色を変えた。


……嫌な予感がする。


さっきまでの穏やかな空気が一変する中、彼女は近くにあるイスに座って話し出した。




「アキくんと別れてから、ずっとあなたの事を見ていたの。

会社が終わって、あなたが出てくるまで」


「…………!」


「アキくんはあなたと一緒にいることは無かったから、しばらくは来てなかったんだけど。

今日、久しぶりに来て見たら……アキくんとあなたが笑いながら一緒に会社から出てきた。

……ほんと、懲りない人なのね、咲原さん」

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