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隠れて甘いkissをして

第47章 再会

「由宇ちゃん、突然来たりしてごめんよ。

終わる時間が分からなかったんだけど、案外早く出て来てくれてよかった。

わしもアンジーも、由宇ちゃんに会いたくてね。

待っていたんだよ」


「……シゲさん……」




私の頭をよしよしと撫でて、シゲさんは微笑んだ。




「………隼人から聞いたよ。

別れを伝えたんだってなぁ」


「……はい……」


「あいつはそれだけわしに告げて、それ以上何も言わなかったけど。

気になって、隼人に内緒で来たんだよ」


「……………!」


「あんなに隼人の事を慕ってくれてた由宇ちゃんが、自分から決断したんだ。

辛かっただろうなと思ってな。

よく頑張って言えたね」


「…………っ」




涙が止まらなくなった。


まるで……私の気持ちを分かってくれてるかのような言葉。


ニコニコとシワを寄せて笑うシゲさんに、私は顔を埋めて泣いた。

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