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隠れて甘いkissをして

第47章 再会

「……で?
連絡はしたのかよ?」




2人でエレベーターに乗ると、すかさず立花が聞いてきた。


………言われると思った。


私は目線を逸らして答える。




「……まだ、してない……」

「なんでだよ。
もう1週間も経ってんじゃん」

「だって……いざ電話しようとしても手が震えちゃうの。
なんて言ったらいいかわからないし、すごく緊張しちゃって……」




携帯の画面に浮かぶ“隼人”の文字。


毎日、朝と夜……ううん、気付いたら何回でも眺めてる。


だけど、いざとなると最後のボタンを押す勇気がなくなってしまう。


その繰り返し。




「まったく。
難しく考えるなって言っただろ?」




立花は溜息をついた。

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