
隠れて甘いkissをして
第47章 再会
「本当は大好きなんです。
もう一度付き合ってくださいって。
そう一言言えばいいんだよ」
「………分かってるんだけど……」
エレベーターは途中のフロアで止まり、他社の人が3人乗ってきた。
煮え切らない私に痺れを切らしたのか、立花は小さな声で囁く。
「いいか、よく聞け。
お前がこうしてグズってる間にも、奴の周りには美しくてセクシーな女達が群がって
虎視眈々と狙ってるんだぜ?」
「…………!」
「奴はお前にフラれて傷付いてんだ。
もしかしたら今ごろ…誘惑にコロッと負けてるかもな」
「……なっ……!」
なんてこと言うのよー!!
