
隠れて甘いkissをして
第47章 再会
立花の家での一件から、数日が過ぎた。
あの日から、私はいつもと変わらない日々を過ごしている。
季節の変わり目や繁忙期に向けての仕込みなどで、ここ最近仕事が忙しくて
家に帰るとすぐに寝てしまい、疲れが取れないまま朝を迎えるといった、慌ただしい毎日が続いていた。
でも、そんな日々の中でも
立花と自然に話せるようになったことで、私は大分心が軽くなった。
あの日を境に、今まで微妙だった空気が嘘のように消えて、また冗談を言い合えるような関係に戻れた。
立花の存在が、自分にとってどれだけ大きかったのか、改めて実感している。
………色々あったけど
本当に良かった。
