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隠れて甘いkissをして

第34章 車内

「あっそ。
あんたどこ住んでるのよ?
遠くないなら、優しいアタシが送ってってやるわ」

「で、でも……」




躊躇っていると、隼人が横から言った。




「遠慮するなって。
俺が降りた後、このまま乗っていきな」




いいのかな……

そう思いながらも住所を言おうとした時。




「あっ……!」




……思い出した。

このタイミングで。

慌てて携帯を見ると、立花と香ちゃんからの着信が交互に残っている。



ヤバイ、すっかり忘れてた……

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