テキストサイズ

隠れて甘いkissをして

第34章 車内


「あ、私ここで降ります」

「え?」

「今日、駅の近くで部署の飲み会があって……」




もう30分以上経っている。

とにかく急がなきゃ。




「じゃあ、近いけど駅まで車寄せてあげるワ」




アンジーはアクセルを踏み、車は動き出した。

2~3分程の距離だけど、少しでも隼人といられるのは嬉しい。

そう思って隼人を見ると、隼人も私をじっと見つめてきた。

隼人の手が、私の髪に触れる。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ