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隠れて甘いkissをして

第34章 車内


「由宇、大丈夫か?」




アンジーの愚痴が終わらない中で

隼人がサングラスと帽子を外して、私の頭を撫でた。




「両隣りの2人はどうでもいいとしても。

あの真ん中にいた奴の、お前を見る目が異常だったからさ。

いつからこんなことされてる?」


「……あ、えっと……」




一瞬にして気分が沈む。


……隼人に聞かれてしまった。


立花の事。


隼人は私の言葉を信じるって言ってくれたけど


何て言ったらいいの………


こんな時にまで、言葉が出てこない。

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